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2017年4月3日月曜日

FreeIPA連携によるRocket.Chatへのログインの設定を調べる

FreeIPAのLDAP構成はデフォルト設定のままで運用しているのだけど、
RocketChatのLDAP設定を行ってFreeIPAアカウントでもログインできるようにしようと
色々ためしてみてがようやく繋がる設定を見つけた。

FreeIPAサーバ:
 IP アドレス:xxx.xxxx.xxxx.xxxx
 管理ユーザ:admin
 パスワード:password
 ドメイン:hara2dev.local (dc=har2dev,dc=local)



とした場合、

Rocket Chatサーバを起動し、最初のユーザ登録を完了したら
そのユーザでログインし、以下の操作を実行すればよい。

・左上のユーザ名をクリック>管理>LDAPを選択
・有効にする「はい
・ホスト「xxx.xxxx.xxxx.xxxx
・ポート「389
・ドメインベース「cn=users,cn=accounts,dc=har2dev,dc=local
・ドメイン検索ユーザ「uid=admin,cn=users,cn=accounts,dc=har2dev,dc=local
・ドメイン検索のパスワード「password
・ドメイン検索ユーザID「uid
・ドメイン検索のobjectclass「(空欄)
・ドメイン検索のobjectCategory「(空欄)
・ユーザー名フィールド「#{givenName}.#{sn}」(名前.名字)か「uid」(uid文字列)
・一意性を識別するフィールド「objectGUID,ibm-entryUUID,GUID,dominoUNID,nsuniqueId,uidNumber」(変更なし)
・データを同期する「はい
・ユーザーデータのフィールドマップ「{"cn":"name", "mail":"email"}」(変更なし)
・既定ドメイン「(空欄)
・右上の変更を保存ボタン押下(エラーなしを確認
・接続テスト「接続をテスト」ボタン押下(正常動作確認
・ユーザーを同期する「ユーザーを同期」ボタン押下(正常動作確認
・ログアウトして、FreeIPAに登録済みアカウント&パスワードでログインする。

最初にログインすると、RocketChat側にユーザが新規作成されます。
上記設定の場合、LDAP認証が失敗したら、RocketChat上のアカウントで認証チェックをかけるので、FreeIPAがおちている時もログインさせたい場合はこのようにします。

1点だけ注意。

RocketChatは、ユーザごとに一意となるメールアカウントがデフォルトでは必須で、
uid=<ユーザID>,cn=users,cn=accounts,dc=har2dev,dc=local」の属性mailN/A、つまりFreeIPA上のアカウントのメールアドレスが空欄だとログイン失敗します。


p.s.
Dockerコンテナで、RocketChatを上げたい場合は、
以下のdocker-compose.ymlを作成し、 
./data/mongo/db./data/mongo/dumpを作成して
sudo docker-compose up -dすれば
http://xxx.xxxx.xxxx.yyyy:3000/でログイン画面がでてきます。

version: '2'

services:

  mongo:
    image: mongo:latest
    volumes:
      - ./data/mongo/db:/data/db
      - ./data/mongo/dump:/dump
    command: mongod --smallfiles

  rocketchat:
    image: rocketchat/rocket.chat:latest
    depends_on:
      - mongo
    dns:
      - 8.8.8.8
    environment:
      - MONGO_URL=mongodb://mongo:27017/rocketchat
      - ROOT_URL=http://xxx.xxxx.xxxx.yyyy
      - Accounts_UseDNSDomainCheck=false
      - TZ=Asia/Tokyo
    ports:
      - 3000:3000

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