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2012年11月15日木曜日

Crowbarを試す環境をVMware Playerで構築する

やはりCrowbarは使ってみないと良くわからない。
でもWorkstationは個人としては地味に高いし、
評価版で期限切れなんてのも地味に嫌だ。


なので、手持ちの道具でなんとか試すこととした。
ようはDHCP管理下でない環境を作ればいいわけだから
HUBでもいいのだけど、それだとインターネット経由の
aptitudeができないから、無線ルータのDHCP機能を
offにすればそっくり動かすことが出来る。

・Windows7 PC1台:i72.13GHz、8GBmem、45GBHDD空き容量、VMware Player5導入済
・無線ルータ1台:Buffalo AirStation WZR-HP-G450H

 ※なお、crowbar adminノードが2GBメモリ+20GB以上のHDDが必要となる



インストールするのはcrowbar_betty3.iso(Crowbar+OpenStack essex)、
とりあえず枯れているバージョンを選び、
できるだけデフォルトIPアドレス設定(192.168.124.10/255.255.255.0)を
そのまま使うこととする。
正直イロイロ設定ファイルを変更すればいいのだけど
へんなところで悩むのはちょっといやなので..


1. ISOイメージ取得

・PC上ブラウザからhttp://robhirschfeld.com/crowbar/を開く
・Current open source ISOs: 「http://crowbar.zehicle.com」を押下
・Stable/Release ISOsの「OpenStack Essex on Crowbar 1.5 (Ubuntu 12.04)」を押下
 ※日本からだとかなり線が細いらしく、結構時間が掛かる

2. 無線ルータ設定変更

※WZR-HP-G450H本体の初期化から書いています
・全部ケーブルをはずしACアダプタのみ接続させておく
・本体背面のRESETボタンを細い針金か何かで押す
 ※本体前面DIAGランプが赤点滅しだしたら離す
 ※再起動しDIAGランプが消えるまでまつ
・Internet側にインターネットケーブルを接続
・LAN側にPCとつなぐ
 ※PCがDHCPでIPアドレスを取得できるまで待つ
・PC上ブラウザからhttp://192.168.11.1/を開く
・ユーザID「root」、パスワードなしで「OK」押下
・上のメニュータブから「Internet/LAN」を押下
・メニュータブのすぐ下にあるボタン群から「LAN」ボタンを押す
・LAN側IPアドレス「192.168.124.1」
・サブネットマスク「255.255.255.0」
・DHCPサーバ機能のチェックをはずす
・「設定」ボタンを押す
・ブラウザを閉じる


3. PCの物理NIC設定変更

※無線ルータ側を変えたのでPCのLAN設定も変更する
・PCを無線ルータのLAN側に接続する
・スタート>コントロールパネル>ネットワークと共有センター
・「ローカルエリア接続」を押下
・「プロパティ」ボタン押下
・「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択する
・「プロパティ」ボタン押下
・「次のIPアドレスを使う」をチェック
・IPアドレス「192.168.11.2」
・サブネット「255.255.255.0」
・デフォルトゲートウェイ「192.168.124.1」
・「次のDNSサーバを使う」をチェック
・優先DNSサーバ「192.168.124.1」
・「OK」を押す
 ※これで再度インターネットにも接続できるようになる

4. Crowbar adminノードセットアップ

・VMware Playerを起動する
・「新規仮想マシンの作成」を押下
・「後でOSをインストール」をチェックし「次へ」ボタン押下
・「Linux」、「Ubuntu 64ビット」を選択し「次へ」ボタン押下
・仮想マシン名、場所は適当でOK、「次へ」ボタン押下
・「次へ」ボタン押下
・「ハードウェアをカスタマイズ」を押下
・「メモリ」を選択し、「2GB」
・「新規CD/DVD(IDE)」を選択し、「ISOイメージファイルを使用する」をチェック
・「参照」ボタンを押し、先程ダウンロードしたISOイメージファイルを選択
・「ネットワークアダプタ」を選択し、「ブリッジ:物理ネットワークに直接接続」をチェック
 ※「物理ネットワーク接続の状態を複製」はチェックしない
・「閉じる」ボタン押下
・新規作成した仮想マシンを選択し、「仮想マシンの再生」を押下
 ※Ubuntuの自動インストールが実行されるのでloginプロンプトが出るまで待つ
・「crowbar/crowbar」でログイン
・「sudo su -」 (パスワード:crowbar)
・日本語キーボードの場合のみ以下の操作を実行
 - 「dpkg-reconfigure keyboard-configuration」
  ※Ubuntuインストール時のCUI画面が表示される
 - 使用中のキーボードに近いものを選択→「Japanese」→「OK」
 - 「Japanese - Japanese (Kana)」→「OK」
 - 「Alt+Shift」→「OK」
 - 「No temporary switch」→「OK」
 - 「The default for the keyboard layout」→「OK」
 -「No compose key」→「OK」
  ※プロンプトに戻る
・「echo "Asia/Tokyo" | tee /etc/timezone」
・「dpkg-reconfigure --frontend noninteractive tzdata」
・「cd /tftpboot/ubuntu_dvd/extra」
・「./install admin.crowbar.org」
 ※しばらく時間がかかる、プロンプトが戻ってきたら終了


5. 動作確認

※新たに仮想マシンを作ってcrowbarがインストール対象として認識させるまで
・PC上ブラウザから「http://192.168.124.10:3000」を開く
・「crowbar/crowbar」でログイン




・「Nodes」を選択
 ※sw-adminグループにadminが1つだけ存在する
・PC上にもうひとつVMware Playerを実行させる
・「新規仮想マシンの作成」を押下
・「後でOSをインストール」をチェックし「次へ」ボタン押下
・「Linux」、「Ubuntu 64ビット」(適当でOK)を選択し「次へ」ボタン押下
・仮想マシン名、場所も適当でOK、「次へ」ボタン押下
・「次へ」ボタン押下
・「閉じる」ボタン押下
・新規作成した仮想マシンを選択し、「仮想マシンの再生」を押下
 ※すると以下の様なネットワークブートが動き出し
  crowbar画面に1つ新たにノードが現れればOK








p.s.
crowbar adminノードにはDHCPサーバ、DNSサーバだけでなく、
Chef、Nagious、Gangliaなどのソフトウェアも一気に入る。










..といっても使い方わかってないから覚えないと..




p.s.2

無線ルータを再度リセットする場合は、
背面のRESETボタンを針金で押して下さい。

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